和歌山市感染症情報センター

Wakayama City Infectious Disease Surveilance Center
新型インフルエンザ(医療機関の方へ)
新型インフルエンザを正しく知りましょう
新型インフルエンザが国内及び市内でも感染拡大しています。今後、更なる感染拡大が危惧されており、和歌山市では、市長を筆頭に対策にあたっています。
今回の新型インフルエンザは多くの感染者が軽症で回復されていますが、持病を持った人など、ハイリスクグループの重症化が心配されています。感染を拡げないために、医療機関受診時の適切な行動、感染した人が他の人の感染させない配慮など、新型インフルエンザから身を守るために、正しい情報をしっかり持ち、適切な予防と行動することが大切です。
新型インフルエンザって?どんな症状?どんな感染?
新型インフルエンザとは、動物のインフルエンザウイルスが、人の体内で増えることができるように変化し、人から人へと容易に感染する新しい型のインフルエンザウイルスになり、このウイルスが感染して起こる病気をいいます。
殆んどの人が免疫を持たないため感染が急速に拡大する恐れがあります。
症  状
通常のインフルエンザと同様の症状で、発熱・咳・鼻汁・のどの痛み・全身倦怠感などと言われています。 潜伏期は1〜7日です。 今回の新型インフルエンザは、多くの方が軽症で回復しています。ただし、ハイリスク者では、肺炎などの合併症を併発したり、持病が悪化するなど、重症化することがあるので注意が必要です。
感染経路
感染した人の咳、くしゃみ、つばなどとともに放出されたウイルスを吸い込むことで感染します。通常2mぐらい離れると感染することはないと考えられていますので、症状があれば「咳エチケット」の徹底をお願いします。
また、感染した人のつばやくしゃみのかかった場所にさわった手で口や鼻、目の粘膜に触れることででも感染が拡がるとも考えられます(接触感染)。そのために念入りな手洗いが必要です。
ハイリスク者(重症化しやすい人)
新型インフルエンザのハイリスク者として、次の人たちがあげられます。 この人たちがすべて重症化するわけではありませんが、健常な人に比べ持病の増悪やインフルエンザの重症化につながる危険性があります。
基礎疾患等を持つ人
・慢性呼吸器疾患 (ぜん息・COPD・肺結核 など)
・慢性心疾患    (慢性心不全・先天性心疾患 など)
・代謝性疾患    (糖尿病 など)
・腎機能障害    (慢性腎不全・血液透析患者 など)
・免疫機能不全   (ステロイド内服 など) 
その他
・妊婦
・幼児
・高齢者
新型インフルエンザのみんなでしたい予防対策
市民の皆さまへ

事業者等の方へ
新型インフルエンザのワクチン接種について
● 新型インフルエンザワクチン接種の目的は?

今回のワクチン接種は、死亡者や重症者の発生をできる限り減らすことと、そのために必要な医療を確保することを目的としていますので接種対象者が決められています。
また、接種したからといって、かからないわけではありません。

● 接種対象者は接種しなくてはいけないの?
あくまでも個人の意思が尊重されます。接種対象者についても、接種義務が生じるものではなく、該当する方のうち、希望者について接種が可能とするものです。
● 接種にあたっての効果とリスク?

ワクチン接種は多くの方々の重症化予防というメリットをもたらしますが、接種後、接種部位がはれたり、熱が出るなどの症状が出るケースもあり、まれではありますが、重篤な症状を引き起こす可能性もあります。この点をご理解したうえで、接種を受けてください。

● どんな人が? いつから接種? 何回受けるの?
接種対象者と接種時期、接種回数が決められています。下記の表を参照してください。
接種対象者・接種時期 接種時期や接種回数については確定次第、随時このページを更新いたします。
● 費用は?
[1] 生活保護世帯の方
[2] 市民税非課税世帯(世帯全員)の方
接種対象者で接種を希望される上記該当の方は全額免除されます。
※受診前に「新型インフルエンザ接種費用免除対象者確認書」の交付を受けてください。
● どこで接種?接種するためには?
内科・小児科・産婦人科等の かかりつけ医療機関で接種できます。 (接種を行っていない医療機関もありますので各医療機関にお問い合わせください。)
接種対象者に該当する方は、接種開始日を確認し、接種できる医療機関へ予約をしてください。
● 中学生は保護者が同伴?
接種対象者のうち16歳未満の者が接種を受ける場合は基本的にその保護者が同伴することとなっております。
今回のワクチン接種については16歳未満の中学生に相当する年齢の者が接種を受ける場合は、その保護者がワクチン接種の安全性等を十分に理解し同意することにより、保護者の同伴がなくとも接種を受けられるようになりました。
なお、その場合にあっては、「新型インフルエンザの予防接種について」を必ずお読みいただき、保護者の同意の署名を行いあらかじめ予約をした医療機関で接種を行うようにしてください。
接種当日に同意書持参のうえ、本人の予診票記載や問診等を行い接種いたします。
● ワクチンの接種によって引き起こされる症状(副反応)は?
季節性ワクチンの場合(新型インフルエンザワクチンでも同様と考えられます。)
比較的頻度が高い副反応
・接種した部位(局所)の発赤・腫脹、疼痛など
・全身性の反応としては、発熱、頭痛、悪寒、倦怠感など
・まれに、ワクチンに対するアレルギー反応(発疹、じんましん、発赤と掻痒感)
※ 接種局所の発赤、腫脹、疼痛は、接種を受けられた方の10〜20%に起こりますが、2〜3日で消失します。
※ 全身性の反応は、接種を受けられた方の5〜10%にみられ、2〜3日で消失します。

その他の副反応
因果関係は必ずしも明らかではありませんが、ギランバレー症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎、けいれん、肝機能障害、喘息発作、紫斑などの報告がまれにあります。
● 著しい健康被害が発生した場合は?
今回のワクチン接種に伴い、予防接種を受けた方に健康被害が発生した場合の救済については、新型インフルエンザ予防接種による健康被害の救済等に関する特別措置法に基づき状況に応じた給付が行われます。
新型インフルエンザにかかったかな?と思ったら
インフルエンザにかかったら!
一般的な注意 自宅療養の期間 重症化のサイン
こども おとな

・呼吸が早い、息苦しそうにしている
・顔色が悪い(土気色・青白いなど)
・おう吐や下痢が続いている
・落ち着きがない、遊ばない、反応がにぶい
・症状が長引いて悪化してきた
・水分摂取ができず、尿が出ない
・ぐったりしている

・呼吸困難または息切れがある
・胸の痛みが続いている
・おう吐や下痢が続いている
・3日以上発熱が続いている
・症状が長引いて悪化してきた

こんな症状がある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

インフルエンザ脳症について インフルエンザ脳症は、毎年、季節性インフルエンザで年間100例〜300例報告されています。 また、新型インフルエンザによるインフルエンザ脳症は、10月6日までに、全国で43例が報告されており、今後、小児のインフルエンザ脳症の発症数の増加が危惧されています。

インフルエンザ脳症の早期の症状は、インフルエンザ様症状(発熱等)に加え、
A 呼びかけに答えないなど意識レベルの低下が見られる
B けいれん重積およびけいれん後の意識障害が持続する
C 意味不明の言動が見られる  
などです。これらの症状がみられた場合は、早急に医療機関(小児科)を受診してください。

薬の使用にあたっての注意点 インフルエンザの治療に用いられる薬としては、抗インフルエンザウイルス薬があります。これは、医師がその必要性を判断して処方されます。
その他、インフルエンザウイルスには直接効果はありませんが、解熱剤やインフルエンザに合併する肺炎や気管支炎に対する治療として抗生物質等が使用されることがあります。
それぞれの薬の効果は、ひとりひとりの症状や体調によっても異なり、正しい飲み方、飲んではいけない場合、副作用への注意などがありますので、医療機関、薬局などできちんと説明を受けてください。
なお、いわゆる「かぜ薬」と言われるものは、発熱や鼻汁、鼻づまりなどの症状をやわらげることはできますが、インフルエンザウイルスや細菌に直接効くものではありません。
1. 抗インフルエンザウイルス薬について 抗インフルエンザウイルス薬としては、タミフル(一般名:リン酸オセルタミビル)、リレンザ(一般名:ザナミビル水和物)、シンメトレル(一般名:塩酸アマンタジン)があります。
抗インフルエンザウイルス薬を適切な時期(発症から48時間以内)に使用を開始すると、発熱期間は通常1〜2日間短縮され、ウイルス排泄量も減少します。
なお、インフルエンザの症状が出てから2日(48時間)以降に服用を開始した場合、十分な効果は期待できません。
2. 解熱剤について 解熱剤には多くの種類があります。15歳未満の子どもへの使用を避けるべきものとしては、アスピリンなどのサリチル酸系の解熱鎮痛薬、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸があります。
他の人に処方された薬はもちろん、本人用のものであっても、別の病気のために処方されて使い残したものを使用することは避けてください。
新型インフルエンザのその他の情報
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