和歌山市感染症情報センター

Wakayama City Infectious Disease Surveilance Center
肝臓は体の中で一番大きく、とても重要な臓器です。肝臓では、2500億個の細胞が、日々血液の解毒や、栄養分の貯蔵などを行い、体を健康に保っています。そんな肝臓のニックネームは、「沈黙の臓器」。
例えば肝炎になっても、肝臓はなかなかSOSを出しません。
本人が「体がだるい」と気付くころには、その肝臓はかなりの重症になってしまっています。場合によっては、肝硬変や肝がんといった、より重篤な病気に進んでしまっていることも・・・。

だからこそ、早期発見!

まずは、肝炎の原因である「肝炎ウイルス」がないか、検査することが重要なのです。
和歌山市では無料で肝炎ウイルス検査を受けることができますので検査を受けたことのない方は、この機会にぜひ受診しましょう。
>> 血液検査で判断しますので、検査は短時間で済み、結果は1週間程度でお知らせします。

感染が分かったら早期治療!

感染が分かったときは、適切な治療や定期的な検診によって、病気の進行を予防することができます。肝炎ウイルスに感染していたとしても、肝臓の状態は人によってまちまちです。まずは、専門医に相談してみましょう。

<主な治療方法について>
○インターフェロンは、免疫系・炎症の調節等に作用して効果を発揮する薬剤で、ウイルス性肝炎を根治することができるものです。
○B型肝炎の場合は約3割、C型肝炎の場合は約5〜9割の人が治療効果を期待できます。
○核酸アナログ製剤は、B型肝炎ウイルスのDNA合成を阻害する作用がある薬剤で、ウイルスの増殖抑制の効果があります。
※治療効果は、遺伝子型、ウイルス量などによって異なります。

「B型又はC型肝炎のインターフェロン治療」及び「B型肝炎に対する核酸アナログ製剤治療」について、世帯の所得に応じて、月当たりの医療費が軽減される制度があります。
詳しくは

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