和歌山市感染症情報センター

Wakayama City Infectious Disease Surveilance Center

感染性胃腸炎とは

 昨年12月に警報基準(20.0)を超え、流行が続いていましたが、平成28年52週と平成29年1週で連続して警報解除基準(12.0)を下回りました。
警報は解除されましたが、1月に入ってからも、学校や施設等からの集団発生の報告が続いていますので、引き続き、注意が必要です。 平成29年1月17日現在 和歌山市の感染性胃腸炎の状況はこちら
感染性胃腸炎とは
病原体 代表的な原因食品 潜伏期間
腸炎ビブリオ 魚介類の刺身、すし類 10〜24時間
サルモネラ

卵および卵製品、洋菓子類
加熱不十分な食肉

5〜72時間
平均12時間

病原大腸菌
(腸管出血性大腸菌以外)

弁当や給食を原因とする事例の発生があるが、多くの事例では原因食品の特定が困難 12〜72時間
カンピロバクター 鶏肉、牛生レバー、殺菌不十分な井戸水 2〜5日
ロタウィルス 飲料水、食物 1〜3日
ノロウィルス カキなどの貝類 1〜2日

■ノロウイルスによる感染性胃腸炎

毎年11月頃から翌年の4月にかけて、ノロウイルスの感染を原因とするおう吐・下痢症が流行します。特に保育園(所)、幼稚園、小学校などの子ども達が集団生活を送っている施設では、内部でヒトからヒトに感染し、爆発的に流行することがあります。ノロウイルス感染症は、牡蠣(かき)などの2枚貝の生食による食中毒が有名ですが、保育園(所)、幼稚園、小学校などで発生した集団感染の大半は、誰かがまずノロウイルスに感染し、施設内でヒトからヒトへ感染して拡がっていくというものでした。このヒトからヒトへの感染力はきわめて強力です。

@症状
主な症状ははき気、おう吐及び下痢です。通常は便に血液は混じりません。あまり高い熱とならないことが多いです。小児ではおう吐が多く、おう吐・下痢は一日数回からひどい時には10回以上の時もあります。感染してから発病するまでの「潜伏期間」は短くて数時間〜数日(平均1〜2日)であり、症状の持続する期間も数時間〜数日(平均1〜2日)と短期間です。元々他の病気があったり、大きく体力が低下している等がなければ、重症になって長い間入院しないといけないということはまずありませんが、ごくまれにおう吐した物を喉に詰めて窒息(ちっそく)することがありますので注意してください。

A治療法
特効薬はありません。症状の持続する期間は短いですから、その間に脱水にならないように、できる限り水分の補給をすること(場合によっては病院で点滴をしてもらって)が一番大切です。抗生物質は効果がありませんし、下痢の期間を遷延させることがあるので、ノロウイルス感染症に対しては通常は使用しません。その他は吐き気止めや整腸剤などの薬を使用する対症療法が一般的です。下痢が長びく場合には下痢止めの薬を投与することもありますが、最初から用いるべきではありません。

B予防するには
●最も重要!!「流水・石けんによる手洗い」

●調理と配膳 ●おう吐物・下痢便の処理

感染性胃腸炎にかかったら
その他感染性胃腸炎の情報


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