和歌山市感染症情報センター

Wakayama City Infectious Disease Surveilance Center
風しん(3日はしか)
 昨年(H25年)の流行は患者のほとんどが男性(71%)で特に20歳代後半から40歳代の男性が多く、女性は20歳代が目立ちました。
また、患者の多くは予防接種歴がない又は確認できない方となっています。
 妊婦や妊娠の可能性のある方については、胎児の「先天性風しん症候群」のおそれもあるため、周りの人から感染しないよう十分な注意が必要であり、職場や家庭での感染防止にも注意してください。
 風しんは、ウイルスによって感染します。潜伏期は2〜3週間で、主な症状は、発熱、発疹、リンパ節腫脹です。通常、軽度の発熱とともに発疹が出現します。発疹は顔面から始まり、全身に広がります。リンパ節腫脹は、後頭部、耳後、頸部に目立ちます。
 予後は、一般に良好で4〜5日で軽快しますが、2,000人から5,000人に1人くらいの割合で、脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が発生することがあります。また、妊娠している女性が感染すると、「先天性風疹症候群」の可能性があります。
 妊娠している女性、特に妊娠初期の女性が風しんを発病すると、胎児も風しんウイルスに感染し、難聴、心疾患、心身発達の遅れなどの障害を出現させる可能性があります。ただし、すべての障害が出現するとは限りません。
 風しんは「風しんウイルス」により感染します。インフルエンザ同様に咳やくしゃみによって、唾液や鼻汁の中に含まれる「風しんウイルス」を自分の身体に取り込むことで感染(飛沫感染)します。
 風しんを発病している人が、他の人に風しんを感染させる可能性がある期間は、発疹の出る2、3日前から、発疹が出た後の5日間です。
 風疹ワクチンは、1976年(S51)から接種が開始され、 1977年(S52)8月から女子中学生に対する定期接種が始まりました。1989年(H1)4月からは生後12〜72カ月児への麻疹ワクチン定期接種時に麻しん・おたふくかぜ・風しん混合( MMR)ワクチンを選択してもよいことになりましたが、 MMRワクチンはおたふくかぜワクチン株による無菌性髄膜炎の多発により1993年(H5)4月に中止となりました。
 その後、 1994年(H6)の予防接種法改正に伴い1995年(H7)4月からは風疹の流行そのものをおさえるために、 生後12〜90カ月未満の男女(標準として生後12カ月以上36カ月以下)に風疹ワクチンが接種されることとなった。また以前に風疹ワクチンあるいはMMRワクチンを受けたことがない者に対する経過措置として、 (1)1995年度(H7)に小学校1〜2年生でかつ生後90カ月未満の者、 (2)1996(H8)〜1999年(H11)度に小学校1年生、 (3)2003年(H15)9月30日までの間は、 1979年(H9)4月2日〜1987年(S62)10月1日に生まれた12歳以上16歳未満の男女(標準中学生)、 が接種の対象となり、 接種方法は、 これまでの集団接種から個別接種に変更されました。ところが、 風疹ワクチン経過措置分(3)の接種率が極めて低く、 このままこの年代の小児が成人し、 妊娠時に風疹の流行がおこると先天性風疹症候群(CRS)多発の可能性があることが危惧されていたため、2001年(H13)11月7日、 予防接種法一部改正により、 2003年(H15)9月30日までの暫定措置として1979年(S54)4月2日〜1987年(S62)10月1日までに生まれた男女(2003年(H15)3月1日時点、 15歳5カ月〜23歳10カ月)全員が経過措置の対象となりました。
 現在は、1歳の誕生日から2歳の誕生日の前日まで(1期)と小学校入学前の1年間(2期)の2回接種制度となっています。

年齢と風しんの定期予防接種制度
 風しんウイルスは非常に小さいので、マスクでの予防は難しくなります。唯一の予防方法は、ワクチン接種によって、風しんに対する免疫を予め獲得しておくことです。今まで風しんにかかったことがなく、風しんの予防接種を受けたことがない人は、予防接種の実施が望まれます。風しんを発症した場合でも、予防接種の有無で症状の重さが異なります。

■風しんの定期予防接種(無料)
1歳のお祝いと入学準備にワクチン接種を!
1期 1歳代(1歳の誕生日から2歳の誕生日の前日まで)
2期 小学校入学前の1年間

※接種対象期間を過ぎると自費接種となりますので、 対象年齢になった時には、ぜひ受けましょう。
 
 詳しくは
 風しん予防対策事業のお知らせ
 医療機関を受診して診断を仰ぎましょう。明らかな風しんの症状がある場合にはもちろんですが、周囲で風しんが流行しているときに風邪などの症状が出た場合にも、受診前に医療機関に電話等でその旨を伝え、医療機関の指示に従いましょう。風しんに感染している場合は、病院で他の患者に感染させる可能性があります。

和歌山市内の流行状況(風しん)
風しんQ&A(国立感染症研究所)
和歌山市における定期予防接種
市民向けチラシ(おとなの風しんが増えてます)
風しん予防啓発ポスター
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