和歌山市感染症情報センター

Wakayama City Infectious Disease Surveilance Center
新型コロナウイルス感染症(市民の方へ)
新型コロナウイルス感染症を
正しく知りましょう

現在の状況は?
新型コロナウイルス感染症の状況


令和2年1月に、国内で新型コロナウイルス感染症が確認されて3年余り、市民の方々には緊急事態宣言をはじめ、「2類感染症」相当の様々な制限・制約をやむを得ずお願いし、8回にわたる感染拡大の波を乗り越えてきました。令和5年5月8日からは「5類感染症」に位置づけることが決定され、法律に基づき行政が様々な要請・関与をしていく仕組みから、個人の選択を尊重し、市民の皆様の自主的な取組を基本とする対応に転換することになりますので、基本的な感染対策を引き続きお願いいたします。

市内の流行状況については、これまでの毎日の全患者数の報告から、1週間の定点あたりの患者数で公表しますので、今後の発生動向に注意しましょう。

新型コロナウイルス感染症って
どうやって感染するの?どんな症状?

感染経路
「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」は、人や動物の間で広く感染症を引き起こすコロナウイルスのひとつで、一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。

 飛沫感染:感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。

 接触感染:感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。

 集団感染のリスク:特に1.密閉空間(換気の悪い密閉空間である)、2.密集場所(多くの人が密集している)、3.密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる)という3つの条件が同時に重なる場では、感染を拡大させるリスクが高いと考えられています。

症 状
<一般的な症状>
発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多くなっています。

罹患しても約8割は軽症で経過し、治癒する例も多いことが報告されています。一方、重症度は、季節性インフルエンザと比べて死亡リスクが高いことが報告されており、特に、高齢者や基礎疾患をお持ちの方では重症化するリスクが高いことも報告されています。

新型コロナウイルス感染症の
みんなでしたい予防対策
市民の皆さまへ
新型コロナウイルス感染症
かもしれない?と思ったら
新型コロナウイルス感染症についての相談・受診について
市販の解熱鎮痛薬の選び方(厚生労働省のホームページにリンクします。)
救急車利用マニュアル(総務省消防庁のホームページにリンクします。)

1. 相談・受診の前にこころがけていただきたいこと
  1. ・前もって、国が承認した抗原検査キットや解熱剤などの常備薬を準備しておくようにしましょう。
  2. ・発熱や咳などの風邪症状や味覚嗅覚異常など体調不良が見られるときは、学校や会社を休み外出を控え、自宅療養してください。また、抗原検査キットをお持ちの方はご自身で検査をしてください。
  3. ・重症化リスクの高い方(高齢者、基礎疾患を有する方、妊婦など)や症状が重いなど受診を希望される方は、まずかかりつけ医などに電話でご相談ください。
2. 相談・受診について
  1. ・発熱などの風邪症状がある方はかかりつけ医や身近な医療機関に電話でご相談ください。検査については医師が個別に判断します。

    ・受診時には初診料や検査費用等の受診料が生じます。
3.医療機関にかかる時のお願い
  1. ・発熱などがある場合は、受診前に必ず医療機関に電話でご相談ください。  

    ・医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケットの徹底をお願いします。

4.かかりつけ医や身近な医療機関がなく、受診先に迷う場合
  1. わかやま医療情報ネット
     インターネットでお住まいや診療科目に応じた医療機関の検索ができます。
     なお受診される場合は事前に電話でご相談をお願いします。
     わかやま医療情報ネット  

     また、夜間や休日に受診先に迷う場合は、下記にご相談ください。
  2. 和歌山市夜間・休日応急診療センター  
     電話番号:073-425-8181
     受付時間:平日20時~翌5時30分、土曜日19時~翌5時30分、
            日曜日・祝日10時~12時・13時~16時30分・19時~翌5時30分
  3. 和歌山県救急医療情報センター
     電話番号:073-426-1199(受付時間:24時間対応(土日祝を含む全日))

     厚生労働省の相談先は下記のとおりです。
  4. 厚生労働省の電話相談窓口(コールセンター)
     電話番号:0120-565653(フリーダイヤル)(受付時間:9時~21時(土日祝を含む全日))    
     FAX番号:03-3595-2756

新型コロナウイルス感染症に
かかったら?検査で感染が判明したら?
【患者ご本人】
自宅での療養をお願いします。
療養中に症状が悪化した場合は医療機関を受診してください。かかりつけ医や身近な医療機関がなく、受診先に迷う場合は相談窓口にご相談ください。
法律に基づく外出自粛は求められません。外出を控えるかどうかは、個人の判断に委ねられます。その際、以下の情報を参考にしてください。



・特に発症後5日間が他人に感染させるリスクが高いことから、発症日(無症状の場合は検体採取日)を0日目として5日間は外出を控えることが推奨されます。

・5日目に症状が続いていた場合は、熱が下がり、痰や喉の痛みなどの症状が軽快して24時間程度が経過するまでは、外出を控え様子を見ることが推奨されます。
※学校保健安全法施行規則においても、「発症した後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまで」を新型コロナウイルス感染症による出席停止期間としています。

・10日間まではマスクの着用や高齢者等ハイリスク者と接触は控えるなど、周りの方への配慮をお願いします。

・症状が重い場合は、医師に相談してください。
 緊急性の高い症状が出現した場合以外は、救急要請や救急外来を受診することのないようお願いします。
 救急医療:もしもの時、あわてず対応を

※療養している間にやむを得ず外出する場合でも、症状がないことを確認し、マスク着用等を徹底してください。

【ご家族や同居されている方】
保健所から「濃厚接触者」として特定されることや法律に基づく外出自粛を求められることはありません。

・可能であれば感染されたご家族と部屋を分け、お世話はできるだけ限られた方で行うようにしてください。
・新型コロナにかかった方の発症日を0日目として、特に5日間はご自身の体調に注意してください。7日目までは発症する可能性があります。こうした間は、手洗い等の手指衛生や換気等の基本的感染対策のほか、不織布マスクの着用や高齢者等ハイリスク者と接触を控える等の配慮をしましょう。

もし、症状がみられた場合には、自宅療養や医療機関の受診をしてください。

 ・家族が新型コロナウイルスに感染した時のポイント(厚生労働省)
 ・お子さまが新型コロナウイルスに感染した時のポイント(厚生労働省)


【ご家族や同居されている方】
ご加入の医療保険の自己負担割合に応じた通常の窓口負担になります。
なお、他の疾患と同様に医療保険における高額療養費制度が適用されます。
新型コロナウイルス感染症の
その他の情報
・療養期間の確認について
「新型コロナウイルス感染症に係る療養期間確認申請に対する通知書」の発行を希望される方は、下記にお問い合わせください。
※発行は令和5年5月7日以前に新型コロナウイルス感染症と診断された「発生届対象」の方に限ります。
和歌山市保健所 総務企画課 庶務班 電話:073-488-5107

・後遺症(罹患後症状)について
新型コロナウイルス感染症にかかった後、感染性がなくなったにもかかわらず、療養中にみられた症状が続いたり、また新たな症状が出現する場合があります。体調不良が続くなど、後遺症と思われる症状があるときは、かかりつけ医や症状に応じた診療科のある身近な医療機関へご相談ください。
 ・新型コロナウイルス感染症の後遺症(罹患後症状)について(和歌山県ホームページ)


その他の情報
 ・リーフレット・パンフレット
 ・手洗い
 ・咳エチケット

Q&A
 ・新型コロナウイルス感染症に関するQ&A(厚生労働省)

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