
今、注目の感染症 2025年23週
(6/2-6/8)
- 伝染性紅斑(リンゴ病)
- 流行しています。ウイルスを吸い込むことやウイルスがついた手で口・鼻を触れることで感染します。手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染対策が有効です。これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。妊娠中又は妊娠の可能性がある方は、かぜ症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行ってください。
- 百日咳
- 流行が続いています。特に7歳から14歳の小中学生に多くの発生があります。百日咳菌を吸い込むことや菌がついた手で口・鼻を触れることで感染します。しっかり手を洗い、咳等の症状がある場合はマスクをしましょう。最も有効な予防法はワクチン接種です。生後2か月以降は、定期接種として公費でのワクチン接種ができます。生後 2 か月になったらなるべく早くワクチン接種をしましょう。長引く咳、夜間の咳き込みがある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
- 腸管出血性大腸菌感染症(O157等)
- 年間を通じて発生しますが、夏に増加する傾向があります。菌が口から入ることで感染し、激しい腹痛を伴う下痢、続いて血便を起こします。腸管出血性大腸菌は加熱や消毒により死滅します。食品は75℃で1分間以上加熱し、調理器具はしっかり洗浄した後に消毒しましょう。また、人から人への感染を防ぐために、トイレの後や調理前後の手洗いをしっかり行うことが効果的です。
流行 推移
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